
前号で「梅雨入りしたけど・・・」とカラ梅雨如きのツカミで書きましたが、7月に入ってからは「梅雨らしい」天候が続いております。昨日は山口県で記録的な大雨から山崩れが起き、老人ホームが被害にあって死者を出す災害が発生しました。私も5年前の水害の被災者の一人として、被害に遭われた皆さんの絶望感が手に取るようにわかります。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、一日も早い復興を祈願しております。
7・13水害から5年、当時の被災地では復興記念式典も開催されておりますが、梅雨前線は依然停滞中です。ご用心ください。
さて過日、北陸四県の常勤役員研修会が福井県にて開催され、常務と二人で参加して参りました。昨年新潟県が開催県で、上越市の直江津駅前のホテルでの開催でしたので2日間の研修会に日帰りで参加しました。直江津までは高速で90分程度でしたが、今年は福井県。特急を乗り継いで4時間以上もかかり、行き帰りの車中は苦痛以外のなにものでもありませんでした。「やっぱり福井は遠い・・・」
まぁ、道中の話はさておいて・・・。
たまたま隣の席に座られた方が若い方でしたので、研修内容以上に興味津々。研修終了後の懇流会で早速ご挨拶、話し込んでしまいました。というのもJAの常勤役員の方々は一時より若返ったとはいえ、若輩の私から見れば大先輩の方が大半でした。当日も会場には北陸四県から72名の常勤役員さんが出席でした。「この人、若い!」と思い失礼を省みずネホリハホリ尋問開始。その方は他県のJAで代表理事専務をお勤めの48歳とのこと。48歳ではそう驚きもしませんでしたが、なんと外部登用。ご実家は組合員とのことでしたが、農業とはまるで無関係な建設関係から現在の組合長の要請で就任されたそうです。
本人曰く「農業の事はまるで素人。肥料農薬に関する質問にも知りませんとしか答えられない」とのことで苦労が多いと。
「そうですかぁ~、ではJAで何を?」とさらに不躾な質問を続けると・・・・
氏の返答に驚きました。
「農協の常識、社会の非常識。これをJAの運営に生かしていく事が仕事です。」
私も若いつもり?で突っ走って来ましたが、俗に言う一般社会(会社)の経験はほんの数年程度。30歳から農協の非常勤勤役員となり常勤として11年。どっぷりと「農協」に浸かってきました。
氏の言葉に返す言葉も見つからず、ただただ「はぁ~そうですか~」と。
「あぁ~だろう」「こうだろう~」の基本が農協の常識での判断でした。あながち間違った判断では無かったにしても、今一度振り返ってみることも必要と感じました。
遠路の研修会ではありましたが、「良いもの」を学んだような気分で帰路につきました。
・・・人生、死ぬまで勉強です。
平成21年07月22日
にいがた南蒲農業協同組合
代表理事組合長 吉田 文彦 |