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11月の声を聞いた途端、背中を丸めて急ぐ人の流れが目につくようになりました。
10月が穏やかな天候だったこともその感を強める一因のようです。
「お変わりありませんか?」
今年はあらゆる管内農産物が品質も作柄も良いという恵まれた一年となりました。米はかつて無いほどの1等米比率を確保出来ましたし、作況指数も101のやや良です。大豆も刈り取りをほぼ終了しましたが、中には10アールあたり300キロを超える圃場もあったそうですし、品質もまずまずとのこと。果物・野菜に至っては味も太りも素晴らしいものが出荷されております。・・・しかし、このような良い?結果は当地だけでなく日本全国の産地で見られる状況のようです。当然、全国的には供給過剰の状態となり、価格の低下が現実として重くのしかかって来ております。米の作況が発表になるや否や卸の買い控えが出て販売進度は低下傾向。折からの金融不安から景気後退が現実となり、節約ムードの中で従来の外食用米の動きが鈍化した・・・家庭用が主の新潟産米にチャンス!と思いきや、高価格帯の米の動きも鈍くなっているとのこと。作況が101となって集荷円滑化対策(過剰分を主食以外に転用し需給バランスを保ち、仮渡金との差額を生産者から返還頂くシステム)の発動が決定しましたが、今年は実勢価格で政府米への買い入れが決定されました。 ホッ! 米はなんとか・・・・。
では果物と野菜は? 豊作から単価安、ダンボールなどの出荷資材費が膨らんで赤字ギリギリ。こんなに美味しいのに・・・。
このような情勢下、JAではどんな支援が出来るのか検討を重ねております。今年の事業年度も残り3か月となり、決算見込みを立てております。その結果をもとに来年度計画も立案の時期となりました。なんとか良い見込みを立てて一年間ご利用頂いた生産者に還元・支援したい。来年度計画にも盛り込みたい。この熱意だけでも認めて頂きたい。役に立つJA、喜んでもらえるJA、最後はJA。
寒さはさらに増して来ますが、負けない熱意で取り組んで参ります。
組合員の皆さまもご自愛ください。
平成20年11月12日
にいがた南蒲農業協同組合
代表理事組合長 吉田 文彦 |