JAにいがた南蒲(なんかん)は新潟県のほぼ中央に位置し、北は田上町(南蒲原郡)から南は中之島(長岡市)まで5つの市と町を管内に持つ広域JAであり、新潟県が全国に誇るコシヒカリを中心とする「米」を基幹作物としながら、果樹・野菜など管内各地で幅広い特産農産物を出荷し県内JAでも指折りの販売高を維持しております。
私は、人が人として人間として生きていくなかで農業が果たす役割は、食糧の生産のみでなく地球温暖化を含む環境問題への貢献や異常気象によるゲリラ豪雨などの水害を緩和する国土保全機能、さらには緑の景観を維持することによる「癒し」の効果など多面的な機能を有する生業であると自信と誇りを持っております。
しかし今、食と食糧を取り巻く環境はグローバル化とともに国内ばかりでなく世界的にも影響を受ける厳しい環境下におかれております。環境問題や原料高騰、さらには偽装問題など食の安全・安心を揺るがす事件の影響を受け生産現場では今後ますます混乱を来すことが想定されます。
このような情勢下、当JAは組合員生産者とともに安全・安心な農産物の生産に取り組んで参りました。もちろん今後もその方向性には一寸のブレ無くJA事業に取り組んで参りたいと考えております。ただ、現下の農業情勢と農産物価格では活力ある産地として生産量を維持することは至難の業と言わざるを得ない状況でもあります。今後は生産者には消費者の、消費者には生産者の「声」を伝え相互理解を得られるよう努力するなかで地域の農業に活力をつけ、消費者から喜んで買って頂ける農産物の生産に邁進して参りたいと考えております。
平成20年10月15日
にいがた南蒲農業協同組合
代表理事組合長 吉田 文彦 |