営農経済部
JAにいがた南蒲では、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を実現するため、様々な自己改革に挑戦しています。
2018年には、独自の農業支援基金「農業者の所得増大・生産拡大積立金」を新設しました。2019年も継続して取り組み、農業機械の新規導入や資格取得などに対して支援を行っています。所得増大や生産拡大に挑戦する農業者の活動を支援することで、地域農業の持続的な発展と豊かな地域づくりに寄与することが目的です。
JAでは、今後も管内の農業振興と農を通じた豊かな地域づくりに向けて、営農指導事業の充実と意欲ある農業者のチャレンジへの支援を続けていきます。
【2019年度の支援メニュー】
※4、5、6、7 は今年度から新たに追加
【支援を活用した農業者の紹介】
●ドローン技能認定証取得助成 、ドローン機体導入支援を活用
3月に5日間の研修を受けて、技能認定証を取得されました。ドローンでの作業は7月上旬~9月上旬に行い、こがねもち、わたぼうし、たかね錦、コシヒカリ、新之助、山田錦の圃場に薬剤を散布しました。
合計作業面積は12.8ヘクタールです。今まで1ヘクタールあたり1時間かかっていた作業がドローンを使うと10分で終わり、省力化につながっています。
●もみがら散布機導入助成を活用
2018年に、もみがら散布機「まい太郎」を導入されました。水稲の栽培面積は43ヘクタールで、そのうちもみ殻を散布するのは8ヘクタールほどです。現在は従来から使用していた1 台と、昨年導入した1台の計2台で作業を行っています。
長岡市中之島地区 (有) グリーンファーム安達 安達哲哉さん
もみ殻を散布することで土壌改良や土質調整、もみ殻の処理に役立っています。1日の作業時間を8時間とすると、約8ヘクタールを3日間で散布できます。2台にしたことで作業は 2.5倍ほど早くなりました。 今後も機械などに係る支援を続けてもらい、組合員に周知を行ってほしいです。
見附市 岩渕高雄さん
ドローンで作業することで労働力削減と作業効率の向上ができ、コスト低減につながっています。JAの助成でスマート農業に取り組みやすくなりました。
GPSを使った圃場の登録システムなど、導入後の支援も期待したいです。