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【バックナンバー】
「新鮮工房」は消費者と生産者を結ぶ広報誌です。
詳細をお知りになりたい方は、JAにいがた南蒲までお問い合わせください。 |
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三条市大島地区は古くから果樹栽培が盛んな地域である。信濃川と中之口川に挟まれた肥沃な沖積土壌と湿潤な気候でみずみずしい果物生産地帯として有名。県内市場をはじめ関東市場からも高い評価を得ている。
三条大島園芸振興協議会(通称‥大島園協)のブドウ部会[三条市代官島、荻島、井戸場、栗林の30名]の皆さんが最も多く栽培している主力品種が巨峰。
三条市代官島では、昭和初期からブドウ栽培が行われ、昭和40年代後半からビニールハウス施設導入を契機に巨峰品種の栽培が盛んに行われるようになったとか。
「大粒で粒がそろって、誰もが食べて感動する巨峰をつくること。それが目標であり、こだわりです」と今回お話を伺った笑顔が爽やかな高井徳忠さん(35)。
見栄えよく、おいしい巨峰をつくるには、日々の管理作業が必須。一年を通しての管理作業は、収穫直後から始まり、剪定や肥料やりといった、樹の持つ力を最大限に引き出すための秋作業をまず行う。また、巨峰の販売シーズンであるお盆前のお中元需要期に出荷するために、ビニールハウスで栽培している。
2~3月にはブドウ栽培農家が協力しあい家族総出でブドウ園全体の巨大なハウスにビニールを覆う。ビニール被覆をしたら温度管理や湿度に昼夜通して気を抜けない日々がつづく。日に4~5度ハウス換気に足を運ぶこともあるという。5月上旬の花が咲き始める頃には花房切り、房状に生育
したら粒を間引く摘粒作業を行い、全ての房に何度も目をかけ手を入れ栽培している。だからこそ、大粒で房の形も良く甘さも十分な巨峰ができる。
私たち消費者でも店先でわかる新鮮な巨峰の見分け方を高井さんに聞いてみた。「巨峰の表面に見られる白い粉のようなものを専門用語で『ブルーム』といいます。私たち栽培農家は『はく』と呼んでます。この『はく』がたくさん付いていること。あとブドウの軸が緑色のものを選ぶことですね」。
『ブルーム』は、ぶどう自身が出すロウ物質で水分蒸発から果実を守り鮮度を保つ働きをしており、ブルームがたくさん付いている巨峰ほど鮮度の良い証拠で、生産者はこのブルームが取れないように、丁寧に箱詰めを行う。また、収穫直後の軸は緑色だが、日にちが経つごとに茶色に変色することから、緑色の軸を選べばより新鮮なのだそうだ。
巨峰の出荷シーズンを向かえ、今年のできを伺ったところ「例年雨が多い6月が今年は晴れの日が多く、水やりに気をつかいましたが、近年にない甘さと濃厚な味の巨峰ができました」と自信に満ちた答えが返ってきた。
巨峰の甘みは夏の疲れた体を癒す効果があるという。栽培農家が1年かけ丹精こめて育てあげた本物の巨峰を一度味わっていただきたい。 |


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