今回の素材/牛肉
すき焼きの主役である牛肉は、とても優れたタンパク源です。タンパク質は、私たちの体の一つひとつの細胞をつくり、筋肉や骨、血液などのもとになります。だから年齢を問わず、十分に取らなくてはならない栄養素です。
また、タンパク質は体の中に入るとアミノ酸に分解されますが、体内で合成されない「必須アミノ酸」が、牛肉には9種類すべて含まれています。
そして、牛肉はほかの肉に比べて脂肪が多いことも特徴です。その量は部位によって大きく違い、ステーキにするとおいしい脂身つきのサーロインには、ローストビーフに適した脂身なしのもも肉の約5倍もの脂質が含まれています。気になる方は、脂肪の少ないもも肉かひれ肉のステーキがおすすめです。すき焼きや、焼き肉には、タンパク質も脂肪も適度に含まれている肩ロースが向いていますが「おいしい、おいしい」と肉ばかり食べていると栄養が偏りがちになります。季節の野菜と共に味わいましょう。
また、牛肉は比較的鉄分が多い肉です。鉄分は赤血球のヘモグロビンの成分になり、造血に役立つ栄養素です。貧血気味のときや、激しいスポーツの後には、もも肉やひれ肉の料理が適しています。ただし鉄分は体内に吸収されにくいので、吸収を助けるビタミンCも一緒に取りましょう。
いずれにしても、牛肉は野菜を添えることでおいしさも栄養価も高まります。 |