日本なしのシャリシャリとした食感は、果肉に含まれる石細胞が含まれているからです。この石細胞は、普通の細胞より細胞壁が厚くできており、食物繊維と同じように腸を活発に動かす働きがあります。
○おいしい食べ方
日本なしは、へたと反対側の花落ち部(尻)の方が甘みが強く、皮の近くに渋みや苦味があるので、皮は厚めに向いた方がおいしくいただけます。また、芯の近くは酸味が強いので、大きく取り除いた方がおいしいです。これとは逆に、西洋なしは皮が薄く芯が小さいので、皮は薄めにむき、芯は小さめに取りましょう。
さらに、皮をむいてしばらく置くと茶色に変色します。これはタンニン系のポリフェノールが酸化されて褐色になるからです。りんご同じく、薄い食塩水につけると変色を防げます。
○保存の方法
夏のなし(幸水・豊水)は冷蔵庫へ
日本なしはできるだけ早く食べるのが最もおいしいです。収穫後、果実自身の呼吸によって蓄えられた糖や酸が消化され、甘みが減ってきます。ですから、冷蔵庫で冷やすことによって、果実の呼吸を抑えて甘みを保つことができます。
冷蔵庫での保存は1週間~10日は保存できます。乾燥を防ぐために、包んである袋はそのままにするか、ポリ袋に入れて保存しましょう。
秋のなし(新高・新興)は常温で
新高(にいたか)新興(しんこう)などの秋なしは、気温が下がってきますので、常温で保存できます。また、新興はなるべく涼しい場所に保管するとお正月くらいまでおいしく食べられます。
|